●快適なマンションライフを

NPO法人 福岡県マンション管理組合連合会
会長 石川 靖治さん
今や、北九州市には約二千棟の分譲マンションがある。分譲マンションには管理組合があって、組合を中心に皆でマンションという建物を管理していく仕組みになっているが、そこには実にいろんな問題が発生するという。
「マンションのことなら、管理運営からマンションライフにかかわること、改修工事のコーディネートまでお手伝いする」というNPO法人福岡県マンション管理組合連合会会長である石川さんは自らも110戸の大型マンションの住人で、しっかり役員も引き受けていらっしゃるという。
「いや、実にいろいろなことがありますよ。家庭生活の悩みから、隣近所の生活騒音、ゴミだしの問題、管理組合に対する不満など、感情的なものから、マンション全体の大問題に発展するものまで、本当に大変。中でも、お金がからむ管理費滞納問題などはどこのマンションも悩んでいますね」。
やっぱり、大変なんだ、マンションって。一戸建ての方がいいのかな・・。
しかし、石川さんは「いえ、きちんと皆がルールを守れば、これほど安心な住まいはありませんよ。マンションなら台風でも安心。庭の草取りに悩むこともありませんし、管理組合の活動状況がいい、住んでいる人のマナーがいい、こんなマンションなら最高じゃないでしょうか」。
ただ、最高の住まいであるために、新たにひと工夫することが必要だと語る。
「今、どこの分譲マンションでも高齢化が問題になっていると思います。住んでいる人の高齢化と建物の高齢化。住んでいる人の高齢化はソフト面での対応、皆で高齢者の暮らしに気配りをする優しさが必要なのでは。高齢者のゴミだしはドアの前まででいい、あとは若い世帯でなんとかしようとか、『郵便受けにものがたまっているけれど、元気なのかな』とか住民がちょっと気にかける、そんなマンションはぐんと住みやすいマンションになるはず。マンションの中のコミュニケーション、さらに周辺地域とのコミュニケーションも考えていきたいですねえ」。
大規模改修工事の見積もりの取り方、資金の集め方、工事業者の選び方など、建物の高齢化対策にいろんなノウハウがあるようで、同組合では気軽に相談に乗ってくれる。
それ以前の問題として「うちの管理組合はしっかりしてなくて」という悩みも多いようだが、北九州市では大体、全体の35%は自主管理であり、役員さんも全く素人。「亜〜亜、役員の順番が回ってきたが〜」という認識しかないのが現実で、どのマンションでも同じ問題を抱えているという。
石川さんは、役員になったら
「まず、自分のマンションをすみずみまで歩いてみる、屋上にも上ってみることです。マンションの人の顔も覚えたいが、まず、役員としての自分の顔はしっかり覚えてもらうために、すすんでマンション内では挨拶をするように」とアドバイス。
「マンションで暮らす住民同士の交流も大切です。さらにその近隣との交流も大切」とお話しされる石川さん。
なかなか、石川さんのようにはできそうにない、という方は基本の「き」を教えてくれる同連合会主催のセミナーや講座など、また北九州市はもちろん、各行政主催のマンションセミナーなども積極的に応援している。
同連合会が主にお手伝いしていただくことをまとめてみました。
●マンション管理運営について
(弁護士出席の無料法律相談・マンション110番など)
●セミナー・マンション管理組合役員研修会の開催
●競売物件の情報提供
●マンション管理規約改定のお手伝い
●管理費修繕積立などの滞納管理費回収対策のアドバイス
●マンション建物の劣化診断・長期修繕計画のアドバイス
●大規模改修工事のコーディネイト
(工事計画のアドバイス、資金計画へのアドバイス、工事全体の工程管理検査の立ち会い、
竣工引き渡しまでのアドバイスなど)
60代の石川さんは物静かなのにパワフルな語り、スリムなボディに活力があふれている。ご趣味は?
「スキーです。山登りも好きですよ。」
最近、スキーを始めたお孫さんの話になると、もうニコニコ。お孫さんの滑るところをビデオにおさめながら、いっしょに滑ることができるというスキーの腕は相当なもの。「でも、上手くなってスピードがでてくると、カメラマン役も大変なんです」。
最後に、毎日マンションライフの悩み事を耳にしている石川さんに、
「これからマンションか、一戸建てか、改めて選ぶとしたら・・」とうかがったら、
間髪入れず
「もちろん、マンションですよ」と即答!
ただ、改修工事のことを考えると、資金的余裕を持つために戸数は50から100戸くらいの規模、改修工事を安価に抑えられるマッチ箱みたいなシンプルな外観、駐車場が敷地内にちゃんと住戸分あるようなマンションを選びたいとのことでした。ご参考に。
●マンション管理のアドバイス、ご相談を NPO法人福岡県マンション管理組合連合会
小倉北区吉野町13-1-107 TEL
093-922-4877
2007/09/10(11:03) カテゴリ:なし コメント(12) | トラックバック(0)
この記事に対するコメント
国交省は30年でマンションは建て替えるなどと発表してますけど、コンクリートの頑丈な建物を一戸建て以下の年数で建て替える必要があるんですか?住宅ローンは35年で完済なのに、おかしくないですか。
弁護士の無料法律相談ってあるけど、マンションに住んでて弁護士にたのまにゃいけんような揉め事が在るんかいな。
区分所有者のマンション管理士に管理補助を依頼してました。独善的で契約解除をしたいのですが、通告はどんな方法がいいでしょうか?
初めて理事長になりました、と言うか、させられました。取りあえず駐輪場の20台くらいある自転車(退去者が置きっ放しにして行った)を処分したいのですが、勝手に捨てていいか分かりません。持ち主に連絡する必要があると言う理事もいるし、どうしたらいいんだぁ〜。
90戸のマンションです。管理費と修繕積立金、駐車場の延滞金が6件・合計300万円近くあります。6件とも賃貸で持ち主と連絡が取れません。ほんとに困ってます。
国交省はゼネコンの手先でしょう。老朽化の改善、耐震補強を言う前に、いきなり30年で建て替えなんて納得できませんね。
新築当初はいいマンションだったけど、年とともに借家人が増えてモラルがガタ落ち。規約は守らないし、困ったモン。借家人を集めて、マンションの住み方講習会でもしてもらおかね〜。
会計理事が修繕積立金を使い込んでしもたぁ〜。3,000万円!!!
競馬に突っ込んだやとぉ〜。どぉしようもないでっしゃろなぁ〜。
上の階の借屋人の玄関土間から水漏れがあって、コンピューターが壊れました。何度訪問しても居留守です。会社に電話をすると、営業妨害で訴えると怒鳴られました。専有部分の土間に水を流した過失なのに、欠陥マンションだと管理組合に逆にクレームをつけているそうです。お詫びにも一切来ません。こんな非常識な借屋人はどうすれば宜しいでしょうか?
・真面目なご質問様〜耐震補強や長期修繕改修に則って、お住まいのマンションに手を入れていけば、40年でも50年でも住み続けられることは勿論です。
・わからん様〜出番はわずかでしょう。集団で威迫行為を行ったり、暴力的行為を行ったりする占有者がいる場合は、弁護士さんの力も必要なときがありますね。
・問題多いです〜契約書があれば、そこに記された解約通告期間内に書面を渡せばいいでしょうね。ただ、同じマンションに住む人に対価が発生するような業務を依頼するのは好ましくないですね。
・理事長様〜事前に廃棄自転車に破棄予告書を貼る、廃棄自転車を
一週間前後展示して廃棄の可否を確認するなどのお手間が必要でしょうね。
・会計です様〜管理費、修繕積み立金等は5年の短期消滅時効にあたります。延滞金の改修には色々な手法がありますので、マンション管理士さんに先ず相談してみてみださい。
・国交省批判者様〜一律30年は無謀ですね。ケースバイケースで考えないといけないですね。
・下げ様〜これからますます大きなテーマになると予想しています。各種の対策を考える必要がありますね。
・アッカ〜ン様〜残念ながら、仰るとおり回復のしようが無さそうです。お金に困られていたのなら、その方の住戸も抵当権が設定されているでしょう。詳しくは、当連合会やマンション管理士へのご相談をお勧めしますが、通帳と理事長印の分離保管、出金細則などを検討される必要があります。
・困った様〜単独ではなく、マンション全体の問題として理事会に相談することからお始めください。このような不良占有者が居住していると、共同居住・共同生活を営んでいるマンション自体の不動産価値が下落しますので、ケースによっては共生退去まで含めて検討される必要があるかもしれませんね。
私のすんでいるマンションは前の理事会と現理事会の連絡が悪く一度決まったことでも同じことを繰り返しなかなか進みません。しかも会議では両方の主張が違ってスムーズではありません。でも私が見た限り前の理事会は決議を守り、協力したいといっているしガラス張りで、行動が良く理解できました。今は何をしているかわかりにくいし、会議も一方的に報告や提案があるだけです。
ひどいときは特定の家に変な文書が配布されます。民主的なガラス張りの運営と前理事会と協力してもらいたいのですがどうしたらいいでしょうか?
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