北九州ブログ

大志を抱こう

 こんにちは、北九州ブログの七条です。このブログに新登場です。時折登場させていただくかも知れませんので、今後ともよろしくお願いします。
 さて、ほんのこの前平成20年の年が明けたと思っていたらもう二月も終盤。何をテーマに‘北九州この人’のジャンルにチャレンジしようかなと考えてたんですけど、初めての今回は“大志”についてレポさせていただきました。明治時代はともかく、平成の世の中では青年たちより女子高校生の皆さんのほうが大志を抱かれるようです。
 毎年、元旦の読売新聞に掲載される“高校生小論文コンクール(財団法人生涯学習振興財団主催、読売新聞西部本社共催、帝京大学グループ特別協賛)”。今年で九年になる毎回の基本テーマは<大志>。今の若者たちがもっとも抱きにくいものかな? と皆さん思われるかもしれません。ところがこのコンクールに全国の高校生の皆さんから寄せられる大志は、何と毎年6,000編近くなのです。少子化が喧伝されてますけど、七条は毎年このコンクールに寄せられた作品を読ませていただく度に、日本の若人はマダマダすごいじゃないかぁ、と思うのです。

 小高い丘を登った福岡県立八幡高等学校でお会いしたお二人のお嬢さん。
向かって右が、冒頭にご紹介したコンクールの個人部門・審査委員特別賞を受賞された二年生の岩田結香さん。左が奨励賞を受賞した同じく二年生の木原三佳さんです。 

 世間知らずの七条ですが、この高校、インターネットで調べてみると超ハイレベルなんでオドロキました。学力からいけば、北九州は小倉高校に東筑高校くらいかな、って思ってたのが大間違い。

 八幡高校の皆さんの進学先は京大あり、慶応あり、医歯薬学部多数ありで、三代の北九州っ子とは言いながら七条の認識不足は超特大でした。

 岩田結香さんの小論文のテーマは“誰もが輝く世界を目指して”

諸外国や日本における身分格差や収入認識について、歴史的事実を冷静に観察しながら現代日本の格差社会を鋭く分析して、努力による若干の格差は認めながらも、真の努力が報われない社会制度はやがては崩壊の危機をはらむと分析する。そして理想として、誰もが頑張るチャンスを均等に与えられる社会こそ理想だと結ぶ。
 いま社会で、そして職場で働く大人たちが解決できない社会問題に、潔く切り込んでいく明晰な論理と的確な文章が清々しい一遍でした。
 岩田さんの将来の夢は、出版関連のお仕事に就くことだそうです。お寄せいただいた小論文のように、社会を鋭く啓発してくれる作品を沢山世間に送り出してくれそうで、その時が待ち遠しい七条でした。

 木原三佳さんの小論文のテーマは“食に目を向けて” 

医食同源を、家族への感謝を込めて自分自身の誕生シーンから紐解いた、まさにタイムリーな秀作です。人の体を創っているものは食物であり、食物は清浄な自然の水が不可欠であり、化学薬品から無縁なところで精魂込めて育てるもの。化学肥料に頼らず、自然農法で育てたものを季節感も楽しみながら食べる楽しさを考えることの必要性。農業経営にまで一歩踏み込んだ、高校生の域を超えた食の分析を自身の言葉で綴りあげた素晴らしい作品でした。
 木原さんは、農業を含め食品関連の仕事にベクトルを向けています。木原さんが選んでくれたものなら安心して子供たちに与えられる、そんな光景を一日も早く見たいですね。

歴史ある八幡高校の碑が伝統を感じさせますね。

正門右奥に据えられた「誠」、「鑑」の校訓です。
同校の校訓は二首の和歌から出来ているそうで、全国でも珍しいものだそうです。
「誠」は、ちよろづの教えのもととまもれ人 誠ひとつのひとすじの道
「鑑」は、朝夕に磨けとてこそ仰ぐなれ 心の鑑くもりなきまで

う〜ん、七条は文学は嫌いではないけれど、これはちょっと苦手な部類かな。

校訓は少し難解でも、紅梅は単純明快にお二人を祝ってくれてますよね。

最後にご登場いただいたのは、岩田さんと木原さんをご指導されている榊原先生です。具体的な内容については生徒さんの自主性に任せたそうですが、社会とのつながりを基点に大志を考えるようにご指導されたそうです。
ほんとうに的確なご指導で、岩田さんの「格差社会も」、木原さんの「食を考えるも」大人のわたしたちが深く考えさせられるテーマでした。


2008/02/26(17:54) カテゴリ:なし コメント(7) | トラックバック(0)

この記事に対するコメント

1.大人です。より  (2008/02/27 10:26)

ワーキングプアの問題も、戦略物資たる食糧問題も、鋭い考察ですね。

2.ギャル下曽根より  (2008/02/27 10:35)

仰るとおり飽食の時代ですね。
でも、年に何回かは健康無視で無茶食いもしたいなぁ。


3.ジャイアント黒田より  (2008/02/28 09:51)

食はホント大事なんだって30を過ぎてやっと気付いたのに、すでにそれに気付き材料から考えてるなんて素晴らしいですね!

4.!!!より  (2008/02/28 16:59)

平成18年度は166人も国立大学に合格してる!

5.ワーキングピュアより  (2008/02/28 17:01)

働けど働けど我暮らし楽にならず、じっと掌をみる

6.還暦マンよりより  (2008/02/28 18:03)

ご両人の受賞を心からお慶びいたします。
北九州発の頼もしい若人にエールを送ります。
夢の実現を祈念いたします。

7.個人の努力より  (2008/03/02 18:36)

自分の夢を語る、文字にする。語ると文字にするではずいぶん違うのでしょうね。
今思えば高校生の時に、ぼ〜っとしてた。大学行って考えよう。とっても反省していることなんですよ。
お二人の作文、読んでみたくなりました。
お友達や先輩も努力家がいっぱいの学校のようですね。

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