■足立山麓文化村ひな祭り
一昨日の三月一日、初春らしいやわらかな日差しが文化村の山荘をあたたかく包み込みました。緑あふれる庭を、明るくて物怖じしない元気な小学生たちがスゴク楽しそうに、駆けまわっています。ほんとにスプリングのような子どもたちの元気の良さです。
唄にあるように「きょうは文化村の楽しいひな祭り」。
これからの世代を担ってくれる子どもたちの成長を、足立山麓の豊かな自然と文化の中で見守り育むことをテーマの一つにする文化村にとって、子どもたちへの行事は特別なものです。
今年で三回目を迎える「文化村山荘でのひな祭り」は、午前中の文化村役員会議の最後に、池浦正勝村長さんの会議終了のご挨拶で始まりました
お庭のあちらこちらに散らばって遊んでいた子どもたちが、山荘の座敷に招き入れられました。一堂に会したのは、文化村の役員さんたち、この春に小学校を卒業する子どもたち、まだ小学生の男の子や女の子。
参加した皆さんが集まると、20人は超えそうな子どもさんたちへ、笑顔の池浦村長のお話が始まりました。
「皆さん、ひな祭りの事の始めを知ってますか?」
「ひな祭りは中国から伝わってきたお祭りで、“お節句”というのですよ」
「今から1,200年くらい前の平安時代の頃は、厄払いをする“みそぎ”の行事だったんですよ」、「みそぎって聞いたことありますか? 神様の前に出る前に体を清めるというような意味なのですね」。「でも時が過ぎるにつれて、平安時代の中ごろから室町時代のころになると、女性がオシャレをする華やかで儀礼正しいお祭りになったようです」。「ですから皆さんもきょうは楽しいけれども儀礼だということも忘れずに、自分のいいところを皆さに見ていただくお祭りにしましょうね」。「今回は、文化村が始めた神楽の奉納舞を最初から舞ってくれた、皆さんの先輩たちが小学校を卒業するお祝いも兼ねています」。
「きょうバレーボールの大会でこの場所にこられなかった先輩からもファクスで、『お神楽の舞で備わった度胸で、精一杯戦います』と嬉しいお手紙をいただきました。さぁ皆さん、先輩たちの健闘とひな祭りを盛大にお祝いしましょう」。
池浦村長さんのご挨拶の後は、元気一杯・食欲一杯の子どもたちの歓声と一緒に、ひな祭り用のすてきなお料理が次々と子どもたちの口元に。礼儀正しいけれど、物怖じも無用な遠慮もしない、ホントに子どもらしい子どもたちなのです。



かつて教壇にたっていたという文化村の村民さんが朗々とした声で子どもたちに、節句の説明をしました。一月一日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日と奇数月にあるそれぞれの節句の由来など。さて、お料理に夢中だった子どもたちの耳にどのくらい届いたでしょうか。大人にも興味深い内容だったのですが。

また、会食のお座敷に彩りを添えるおひな様を持ち寄られた方が、女雛を向かって右におく京飾り、向かって左に置く最近の飾り方の二つが雛飾りにはあることを紹介。この日のお雛様は京飾りで、桃の枝も添えられ、春の香りがする表情を見せていました。
さて、お食事からお菓子まで用意していただいた女性たちにとって、びっくりだったのが、お菓子の人気の差。ころころとした雛あられ、細長い短冊形の田舎あられ、さらにお米をつかったポン菓子風の雛あられも用意されていたのに、一番に売り切れたのは「コアラのマーチ」のひな祭りバージョン。
コアラの絵がおひな様だったりするかわいさと、チョコレート味がうけたのか、素朴な塩味のあられの人気は今ひとつ。こちらは大人の村民の郷愁をかき立てていたようです。

早々と食べ終わった子どもたちはときどき「メールを送るから」などと現代っ子らしい会話もしながら、お座敷にあったカルタで遊び始めたり、今回初めて文化村の行事に参加したという三人の子どもの自己紹介に耳を傾けたり、それぞれにひな祭りの華やかさを満喫している様子でした。
ほどよいところで、池浦村長さんからのご提案が。小学校を卒業する女の子に下級生からおめでとうの言葉が贈られました。なかには神楽舞の後輩らしく「今まで教わったことを忘れずに、これからは神楽舞をひっぱっていきたい」と立派な所信を述べる子どもも。宴の最後に、卒業する子どもに池浦村長さんからのプレゼントが渡され、春の巣立ちを参加者一同、拍手でお祝いした楽しい一日でした。
2008/03/03(20:07) カテゴリ:なし コメント(6) | トラックバック(0)
この記事に対するコメント
良い季節に向かってますね!

白い寒つばきみつけました。

足立山の雪景色はひときわキレイデスね。
きれいな花が姿を見せてくれ始めました。足立山のプロムナードは楽しい散歩道ですね。
梅の香りが芳しい季節ですね!

桜の蕾もふくらんできましたね〜。

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