■International Spring Camp
日に日に春色に染まっていく毎日。
緑がぐんぐん伸びる嬉しい季節も間近です。
今回は若木のような中学生の皆さんの一日に注目してみました。
ここは八幡東区国際通り。
国際村交流センター、九州国際大学、国際協力機構 九州国際センターなどが立ち並ぶこの一角。
「国際通り」は知っているけど、中に入ったことはない・・・という方も少なくないのではないでしょうか。
3月8日、北九州市立国際村交流センターでインターナショナル スプリングキャンプが開かれました。
中学生のみなさんに、異文化を体験してもらうために行われている取り組みです。
参加したのは市内の中学生26名。
市報や学校でキャンプのことを知り自主的に手を挙げての参加だそうです。
初めて顔を合わせる他校の生徒。
NHKの取材カメラも入ってちょっと緊張気味の生徒たち。
その緊張が自然にほぐれたのがひとつ目のプログラム“アイスブレーキング”。
事前にプログラムの内容をざっと聞いていた私・・・実は“アイスブレーキング”と聞いて、『ああ、みんなで氷を割る共同作業をするのか、面白そう』と思っていたのです(大笑い)。
実際は、言葉を使わない「ノンバーバルコミュニケーション」から始めて、だんだん言葉を使う「コミュニケーション」を通し、お互いを知っていくという手法でお互いの壁を溶かしていくという内容でした。
全く知らない相手と、ことば以外の表情とまなざし、そして身振り手振りで交流するというのは、案外言葉で交流するよりも素で交われて、ぐっと近づけるものです。
指導された菊陵中学校の米永先生のことばが印象的でした。
「少しは仲良くなれたかな?」
単なる遊びでなく知的好奇心を刺激するプログラム内容に納得。
菊陵中学校は外国人の受け入れ校なのだそうです。
その次のプログラムは“貿易ゲーム”。
「みんなお金は好き?」
『大好き!』
「貿易で何を得ることができるかな?」
『お金と文化』
生徒たちは、クリップのお金を儲けるためにせっせと図形の商品を作りました。
定規やはさみといった道具のあるグループもあれば道具の全くないグループもあり。
道具がなかったらどうするの?交渉はできるかな?
商品もただ作るだけではだめ。正確に丁寧に作られたものでないと値が下がってしまいます。
一生懸命作ったものが「いい製品」と認められると嬉しい。
それで高値がつくと嬉しい。
かんたんな図形ばかりをいっぱい作ったら、市場にあふれたから「今から値が下がります」というアナウンスにがっかり。
“貿易ゲーム”で一番たくさんの金額を達成したグループの感想は「私たちは運が良かった」。
紙や道具をたまたまメンバーが持っていた・・・。
じゃあ、持っていなかったグループは運が悪かったの?
短時間で生徒たちは柔軟に学んでいきます。
今、自分たちのグループにはさみや分度器がない。
それって資源のない国の状況と似てるかも。
資源はなくても、技術や工場のある国があるかも。
交渉によってそれを交流できないか。
そのためには他のグループの人と人間関係を築いていかなくてならないのだ・・・。
お昼はお楽しみの“ランチタイムワークショップ”。
4つの国の料理をみんなで食べました。
午後は、グループごとに別れ、4つの部屋を訪問しました。
言語の部屋、国旗の部屋、遊びの部屋、衣装の部屋を巡る中でJICA研修員や、
お手伝いいただいた青年海外協力隊経験者と交流を深めました。
言語の部屋でスペイン語の自己紹介が出来るようになった子供達は、
国旗の部屋では研修員達の故郷の旗を探し、その色やロゴの意味などを聞きました。
遊びの部屋で、色々な国の遊び・スポーツ用具をつかってゲームをし、衣装の部屋でプチファッションショーをし、記念撮影をしました。
その後、JICA体育館で、子供達はJICA研修員とクバーラをしました。
クバーラは、ライン上だけを動ける鬼の間をかいくぐって出発点に帰ってくると得点になるというチーム鬼ごっこのようなもので、マダガスカルの遊びをスポーツ化したものです(発案者は青年海外協力隊員)。
底冷えの体育館を駆け巡るラテンの人々と日本の中学生の間に、徐々にではありますが、チームワークが芽生え、最後は大拍手のもと終了しました。
インターナショナル スプリングキャンプは、中学生と、様々な文化や生活習慣を持つ人々・海外経験豊富な日本の方々との交流の場を提供し、異文化理解の大切さを伝えることを目的として毎年開催されているイベントです。
単に旅行に行くだけでは得られないような出会いの場をもうけ、国際社会の一端に触れることで、今度は、自分達の側から「何かすることがないだろうか?」という考えをもってほしいとの願いから実施されています。
今年のスプリングキャンプの参加者は市内中学生とボリビア、ブラジル、チリ、パラグアイ、ペルーからのJICA研修員(「南米地域 中小企業地場産業活性化」研修員)です。
インターナショナル スプリングキャンプ
主催団体
独立行政法人 国際協力機構(JICA)九州国際センター
特定非営利活動法人 九州海外協力協会
北九州市
北九州市 国際理解教育研究会
財団法人 北九州国際交流協会
Reported by 北九州ブログ 空音(そらね)
2008/03/18(18:55) カテゴリ:
world コメント(9) | トラックバック(0)
この記事に対するコメント
外国の文化にふれるにはいろんなやり方があるんですね。
旅行すること、言葉を勉強すること、人とふれあうこと、いろんな要素が必要で、どれも大切なことだと思いました。
言葉を使わないコミュニケーションからスタートした、には感激!
会社帰りに夜景を撮影してたら、チャリに跨った金髪のお兄ちゃんに話しかけられました。「何をしておる」、「川面の夜景を撮っておる」、「撮れたか」、「バッテリーがエンプティじゃ」、「残念じゃな」、「ふむ、ところで貴公はいずこより来た」、「ノルウェーである」、「欧州の北であるな」、「左様」・・・・・・、ブロークンイングリッシュでも異国の方とお話できるのは便利ですね。
とっても楽しそうですね。参加した中学生の皆さん、はたしてその参加した感想はハッピーピーでしょう。
大きな視野で大きな発想で大きな夢をつかむ、第一歩になるだろうな!
いや〜おもしろそうですね。私も中学生だったら参加してみたいな。
小学校での英語授業より、ゆとりの授業にこんな時間を持てば世界に興味をもつのではないでしょうかねぇ。
数年ぶりに行って来ました。
ご存知、BPからの夜景、絶景です。スゴイ明るさ、チベットの暗さと思わず比較しちゃいますね。
うちにもコミュニケートの場所があります。もっと使ってくださいニャン。
ブートキャンプじゃなくて、こっちのキャンプに参加しちゃおうかな?
4ヶ国の料理を私も食べてみたかったな! 日本を越えたいから。
日本料理がいちばんとおもっているので、外国料理はどうでしょうか?
私には変な匂いですが、これを世界では「香料」というそうですね。美味しい香りがするって。これが苦手。
白くて、ほくほくで、粒粒立って、つやもあれば100点満点、そう、お米が大好きなんでしゅ。
おかずは少しあれば十分ですから。
皆さま、コメントありがとうございます。
こんなに世界が近くなると思ってなかった学生時代に「もっと英語を勉強しておけば良かった〜〜〜」と悔やみます。
ネットで見知らぬ国の人とも近づける時代ですものね。
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