■体を聞いて心をつなげる
『不機嫌な職場』という本を買いました。
今年の1月に発行されて、6月には14刷。
『不機嫌な職場』
出版社: 講談社
河合 太介 (著), 高橋 克徳 (著), 永田 稔 (著)
『ツレがうつになりまして』が同じようなペースで増刷していたのが2年前。
2006年3月発行で、11月には16刷が出ていましたっけ。
『ツレがうつになりまして』
出版社: 幻冬舎
細川 貂々(著)
こういう本が売れる・・・日本。
そしてまた、そういう本が気になる・・・私。
なんかおかしいのかも、私たち。
「一億総うつ」といわれても納得できるこの頃です。
『不機嫌な職場』によりますと、私たちは『他人の仕事への感度を落としている』のだそうです。
その結果、どういうことが起こるのかというと、
整備不備
品質劣化
ねつ造
生産性や創造性が低下
・・・一人ひとりがブラックボックスになってしまうそうです。怖い。
閉じた人間関係が、職場・地域・学校・家庭に広がり、協力し合うことができない社会になりつつある・・・のだと。
私たちは大きな街の中に住んでいますが、じわじわと心理的な「限界集落」が広がっていて、人との関わりが希薄になっているように感じるのは私だけでしょうか?
人から離れてしまいがちなのは、私たちの生活が「自然」と「体」のふたつから離れてしまったからかもしれない・・・と感じています。
動かない体でいると動かない心になるし、自然と乖離していると、自然に抱きとめられて大きな循環の中で安らげる時を得られない。
人と向き合わないでメールや携帯にはりついて、何もかもさらりとうわずみをなでて、知ったような気がしているのでは人生の醍醐味は味わえないのではないでしょうか?。
頭でっかちに生きている私たち。
人との距離をはかりかねて迷ってしまった私たち。
そんな、殻をやぶりたくなったら・・・このプログラムを体験してみませんか?
北九州芸術劇場で、7月から始まった「月1(つきいち)ダンス部」。
ほとんどの部活(?)は、ダンス経験なしでも大丈夫(高校生以上)。
詳しくはこちら。
〜身体を動かすきっかけに。
コンテンポラリーダンスを楽しもう。〜
※写真はムーブの中にある大手町練習場
コンテンポラリーダンスって聞いたことない・・・という方はこの記事をどうぞ。
“ほぼ日刊イトイ新聞の「担当編集者は知っている」より”
↑
(ほぼ日刊イトイ新聞の許可を得てご紹介させていただきました。)
ほぼ日の中で絶讃されてる「乗越たかお」氏も、この月1ダンス部で7月の講師をされました。
※すてきな笑顔の写真は「月1ダンス部」の部長、百田彩乃さんです。
講師と受講生間のお世話をしてくださるダンスラブな方。
(こんなに体がやわらかくない方でも大丈夫!)
ふだん運動とは無縁・体育苦手の私もワークショップに参加させてもらいました。
有名なキリアンの作品の一部を体験して、天にも昇る気持ちを経験したり・・・、コンタクト・インプロヴィゼーションで子どもに帰ったり。
講師の方々のことばを一部ご紹介。
『自分の体を動かしてみて・・・どんな風にいろいろな筋肉や関節が協力し合っているのか観察してみてください(7月の中村先生)』
『床と遊んでみて。床の上に体を広げて、ごろんごろん。マザーアース!!(8月の坂本先生)』
『自分の体は自分で守る。そして自分の体を聞く。さらに相手の体を聞く(8月の坂本先生と森先生)』
ふだんしょってる余計なものが振り払われてすっきりします。
呼吸が浅くなってたな〜とか、なんだか複雑に考えてたかも・・・と、ちょっぴり肩の力が抜ける感じ。
※ワークショップは主に北九州芸術劇場内の「創造工房」で行われます。
ところで、そのコンタクト・インプロヴィゼーションってなあに?
contact improvisation
・・・即興接触?
その通り。
相手や空間に、触れ合うことから始まるダンス。
目の前の相手に、そして人だけでなく空間に、床や柱に、机や棚に、
木や土や草に、小さなこどものようにすり込みのない存在になって、触れて、交流してみると世界がもっと近くなるのを体感できるかもしれません。
コンタクト・インプロヴィゼーションの講師をされている坂本公成さんと森裕子さんの他県でのワークショップのようすをこちらから感じていただけるでしょうか。
人とのコミュニケーションは、ことばだけによるものではありません。
むしろ、「言語情報」よるバーバルコミュニケーションは、コミュニケーションの10%にも満たなくて、ほとんどは「非言語情報」のノンバーバルコミュニケーションによるものと言われています。
たとえば、相手との距離・姿勢や向きなどの体の動き・表情・視線・接触・嗅覚・・・そんなもの全部。
話して、聞いて、
対話して、傾聴して、
発信して受信して・・・自分という存在の感性が元気だったら、まわりとの関係も元気になるのかも。
人間力、関係力を磨いていける感性が曇ってきたら、まずは体を動かしてみることから始めてみませんか?
1回だけの参加希望も、残り全日程の参加希望も自由だそうです。
応募多数の場合は抽選になりますが、自分にガツンと衝撃を与えてみたい人はぜひ。
Reported by 北九州ブログ 空音(そらね)
2008/08/30(14:24) カテゴリ:
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この記事に対するコメント
最近なんでも鬱にしてしまう精神科が多いような…。
昔、鬱ってどんな状況かと聞いたとき、人一人が腹ばいでやっと入れるトンネルを先の見えない出口に向かってずっ〜と進んでいって結局出口がなく、行き止まりで今度は戻らないといけないと考えた時の気持ち、だと聞いた事があります。
そんな状況にはなりたくないですね。
普段、私は読書は一切しません。が、先日知人より本をいただきましたので少しずつ読んでますが、読みなれていないから読むのが遅い。しかも2/3ほど読みましたが、人に本のあらすじを聞かれると全然でてこない・・
ボケのはじまりでしょうか?
速読ができ、昔読んだ本の内容でも覚えてる人がうらやましいです。
>鬱を打つさま
「以前はまじめな人がウツになるケースが多かったけれども、この頃は他人を攻めてウツになる人が多い」と、たまたま出会った精神科の方に聞きました。
自分にも他人にも寛容でなくなってきて、家庭でも職場でも、ひいては政治の世界でも協力し合えなくなってきているのは困ったもの。
自分と他人への感度を上げるひとつの方法としていいのでは〜と思って書いてみました。
>NO読書さま
私もめっきり本に向かうことが少なくなりました。なかなか頭に残らないし・・・。
先日ためしに音読してみたら、これは体にもいいなあ〜って思いましたが、ひとりの時でないとできませんね(笑)。
「ビフテキも刺身も味がしない」「断崖から飛び込もうとした」「信頼できる医師との出会い」など、
著名人の小山明子、小川 宏、竹脇無我、萩原流行、倉嶋 厚、うつ病と闘っていらっしゃるそうですね。
>うつに勝さま
自分はうつでなくても、まわりにうつの人がいたらやはり無関係ではいられませんものね。人はひとりぼっちでは生きていけないし、自分だけ幸せっていうのも成立しない気がしますもの。
芸能界の人たちのリアルな闘い・・・に励まされる人も少なくないことでしょう。
鬱々とした人生って言葉があったっけ。欝な気分が続くのと、鬱病は根本的に違うものなのではないかなぁ。鬱病を今では気分障害って呼んでるけど、精神障害と呼べる鬱病まで幅広くあるのが実情だろうと思うなぁ。
この文字変換ソフト、○違いって単語出てこないです。これって使ってはいけない言葉?
余談さておき、病気、特に精神科系統は括りで正常、異常が決められるから怖いです。私的には正常な人間なんか居ないんじゃないかと思います。どこかみんなオカシクテ、かろうじて正常の範疇に入ってるっていうのが実情では?鬱病が増えてるのは、医師と製薬会社の営業方針と思ってるのですが。この前、新聞に“仕事鬱病”って載ってました。仕事を喜んでやる人は“仕事躁病”ですかね?
>うつうつさま
どこからが病なのかムズカシイですね。
>○違いと天才は・・さま
“仕事鬱病”って初めて聞きました。
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